シャント診察・シャントケア Shunt Care

透析をより長く続けていくためには、一度できたシャントをできるだけ長く使っていくかが必要です。問題が起こるたびに新たなシャントを作っていては、すぐに使える血管がなくなってしまいます。そのため日常からシャントを診てゆく“シャント診察”が必要です。

日ごろからシャントの流れる音を聞く、シャントの形態の変化を見逃さない、透析中の回路内の圧や流量の変化を見落とさないなどの注意が必要です。また、今まで穿刺できていた部分が使えなくなった場合、たとえシャントが流れていても、問題が起きている可能性があります。
使えるからとケア(治療)しないまま使い続けていると、問題が起きたときには治せなくて、また新たなシャントを作成しなくてはいけなくなります。異常のある時はもちろん、異常に気が付かない時でも定期的にエコーを用いた検査を受けて、問題を早く見つけることが長持ちをさせるにはよい手段です。

当院の患者さまに限らず、他院で透析中の紹介患者さまでも 当院で定期的に診察をうけている方もお見えになります。シャントに不安があり、当院受診を希望される方は、透析管理をされている主治医とご相談されて御受診してください。

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